2010-01-03 (日)
*円周率とネイピア数 #ggrkz_puzzle
円周率(π=3.14159…)とネイピア数(e=2.71828…,自然対数の底)ってなんだか良いですよね.
プログラムを書いているときは0と1の世界ですが,現実世界はπとeで出来ていると思います.
つまり,πとeを操れると,いわゆるリア充っぽい.
面白い年賀状がtwitterでRTされているのを見かけた.
- Google電卓で計算できる式
- 1,2,3,4,5を1回ずつと
- ASCII非英数字の演算子を使って
- 値がπ(円周率)になるべく近い式を見つけよ
- 値がe(自然対数の底)になるべく近い式を見つけよ
- 解答と一緒に #ggrkz_puzzle と書く
以下を読むまえに,面白そうだと思った人はやってみると良いと思います.
πやeの近似値としては,22/7や19/7が有名ですね.最初これを作るパズルだと思ったのですが,それは作らずちょっと捻って.
- e ≒ 3^1.54/2 = 2.7147931…
19/7よりちょっとだけ近い.やったね.
で,円周率の方を考えてたんだけど,「3.1425」というのを見てやられたと思った.そういう問題だったか.
この時点で,もしかしたら,もう少し奥の深い(?)問題なのではないかと思い始める.まずは,問題をよく読んで変な罠が無いか探してみる.
使える演算子を確認すると,階乗が使える!Googleの階乗はΓ関数だったはず.
- π = ((4-5)/(3-1))!^2
今度こそ,問題の意図を正しく読み取ったに違いない.「なるべく近い」なんて言いながら理論値が出るわけですか.これは良い問題です.
(-1/2)! = Γ(1/2) = sqrt(π) を利用.Wikipediaにも書いてありました.
円周率は簡単だけど,ネイピア数は難しい.オイラーの公式を知っていれば,式は簡単に作れるのですが,1と2がたくさん出てくるのでどうにか処理しないといけません.
- e = (-1)^( -(-.5)!^4 ) ^(-(3^0)/2)
この辺で挫折.
がんばれば出来そうなので,後でやろう.だれかやってくれないかな.
大人気なかった気がするけど,ちょっと楽しかった.
追記:
これを書いた後,帰るために電車に乗ってしまったのですが,帰ってきて,考えようと思ったら答え出てた.
- e = (-1)^((-(-(.2+.3))!^4)^(-.5))
これは綺麗です.1~5を順番に使っています.2と3で0.5を作れそうだな,とは思ってたけど,簡単だった.それと,順番に使おうとか思いつきもしませんでした.くやしい.
円周率も綺麗なものが上がってました.
- π = (1/2)!/(3!)*(4!)*(.5!)
凄い.
とてもよく出来たパズルだったけど,誰が考えた問題なのかなぁ.最初は高校生くらい人たちがやっているのかと思ったけど,問題の出来が良すぎる.