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2004-10-14 (木)

*BBR-4MGファームウェア改造

まだ咳は止まらない.今日は数学と英語だけ.

実は,先週あたりにルータに変なファームウェアを入れて壊してしまって,ただのハブになってしまっていたのですが,寝てたら夢の中でシリアルポートに繋げというお告げが.そういえば,それらしきヘッダピンが出てたような….そのまま眠り続けると起きたときには忘れてしまいそうだったので,飛び起きてルータをばらす.まだ朝の4時です.ちょっと寒い.

夢のお告げ(?)の通りに,前に作った携帯電話用のシリアルのレベル変換をする回路を引っ張り出してきて,ルーターに繋ぐ.基板上の配線まで夢の中に出てきたまんまです(微妙に違うような…).自分で作っておきながら,ピン配置とか忘れてるので,この前買った雑誌の付録の「コネクタ・ピン配置大全集」が役に立ちました.これは,いけると思って,CPUのI/Oらしきピンから出てるパターンに繋がったヘッダピンがあるので,当たりをつけてに線を繋いでいく.とりあえず,3回目でビンゴ.なにやら怪しげなデータが出てます.オシロスコープでもあればいいのだけど,そんなものは無いのでパソコン側でプログラムを作ってシリアルポートのパラメータを色々いじってデータがそれらしくなるようにする.最初,9600bpsかと思ってたのですがどうやら115200bpsみたいです.パリティー無し,ストップビット1にして,見事にルーターの起動プロセスが見れるようになりました.で,眠くなったのでまた寝る.

大学から帰ってきて,今度はPCからデータを送れるようにする.今度は一発で成功.ためしに,デバッグモードとか色々見てみる.このコンソールからだけでも殆どの設定はできるのかな?とりあえず,ルータとして使えるようにするべく,メニューからファームウェアの書き込みを選ぶ.いくつか領域が分かれてたけど,とりあえずコード領域を選ぶ.そしたら何と「Xmodem」の文字が…これは,もういけると思って,ハイパーターミナルを起動して,適当に設定してファームウェアからバイナリエディタで切り出してきたファイルを送ってみる.転送には成功しました.そのあとデータ領域も転送.再起動すると,無事に起動しました.めでたしめでたし.

いや,この時点では全然めでたくない.元の状態に戻っただけです.目標はWebサーバー化.ファームウェアの書き込み方は分かったので,怖いもの無しです.で,ファームウェアはZIPで圧縮されてるのもバイナリエディタで見れば一目瞭然なので,展開して中身を書き換えます.で,圧縮しなおして,バイナリエディタでファームウェアを作り直す.ただ,ファームウェアに埋め込まれてるCRCコード(?)が合ってないので,普通に起動すると止まります.コンソールモードから起動するとOKみたい.で,無事にログイン画面が自作のHTMLに置き換わりました.外からアクセスできるように設定できるので,Webサーバになります.

人間,真面目にやれば何でもできます.

チップ抵抗などを半田付けをしていて,ピンセットを見失ってしまったときに,仕方がないので爪で押さえて半田付けするのって皆やると思いますが,どうなんでしょう.手際よくやらないと爪から熱が伝わってきて耐えがたい痛みを味わうことになります.しかも,熱いからといって手を離しても,爪が加熱されているので,熱から逃れられない!.こういう拷問がどこかにあるんじゃないかと思う苦痛です.Safiiに言ったらバカにされたけど,普段から電子工作する人なら,みんなあの苦しみを味わったことありますよね?

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