2003-09-23 (火)
-
天気:曇り
*今は無意味なこと
今日は昼まで寝て,午後は昼寝.
CD-Rが溜まってきたんですけど,そろそろ整理したいです.5年前のCD-Rとかまだ読めるんでしょうか?.たまに,CDを整理していて思うのだけど,どうも昔のデータに抜けがある.別に必要というわけじゃないけど,ある期間に作ったプログラムとか,デジカメで撮った写真とか,何か思って書いたメモとかが,ごっそり抜けているとなんか寂しい感じがします.私がその時,時間を掛けて考えたことはもう思い出すことが出来ないのかと思うと.いっつも,思ってるけど,自分の行動と思考を記録してくれる機械がほしいです.
画像データってテキストに比べるとかなりファイルサイズが大きい.でも,そこから得られる情報量ってどれくらいなんだろう.例えば,50KBくらいの写真を,25000文字で説明すれば,必要なことは伝えられると思う.写真をぱっと見たって,写っているものが何であるとか,ちょっと変わったことがあるとか,そういったことしか記憶に残らないのだから,もっと圧縮できてよいと思う.リンゴの写真があったとして,必要なのはピクセルごとの詳細な色ではなくて,そこにリンゴがあるということと,平均的なリンゴなのか,それともちょっと変わった事があるのかとか,背景に何が写っているのかとか,そういうことだけな用途が殆どだと思う.ただ,それを画像データに復元するためには,そもそも,リンゴがどういったものかというデータが何処かに無いといけないので大変だけど.そう考えると,テキストもずいぶん無駄があるのかも.文字はずいぶん抽象化されたシステムになってきてるけど,まだまだな気がする.もっと無駄を省いて意味だけを使えられるデータにならないものかなぁ.人間が見たり読んだりするためのデータは脳に記憶されるのと同じ形式のデータで扱うのが良いのかな.そもそも,そんなことが出来る技術ができていたら,データ量なんて問題にすることではなくなっているかもしれない.メモリの素子が原子レベルで設計されて,それ以上の小型化が不可能になった場合には誰かがやってくれるかな.
書いてて思ったけど,やっぱり情報を記録する対象はどうしても物質でないといけないのかなぁ.物質である以上,原子の大きさの問題があるし,記録できる容量にも限界がある.となると,最終的には空間そのものに記録するという手段が考えだされそうだけど,そうすると,電場か磁場か重力場が使えそうな気がする.静的な場として記録するためには,物質が無いといけないような気がするから,波長の短い電波に情報を載せて,遠いところに置いた鏡に向けて飛ばして,帰ってきたデータを受け取りつつ,それをまた増幅して飛ばす…というのが現実的かも.鏡を使うよりも屈折率の高い材料で作った光ファイバーを使った方が光路が長くなるし,折りたためるので良さそう.光ファイバーの輪の中をデータが光速で回ってる記録装置って,なんかちょっと欲しいかも.原子の大きさよりも短い波長の光を通せる光ファイバーがあるのか…という問題があるけど.