2005-01-05 (水)
- 天気:曇り
*日記CGI
mod_editの不具合に気付いたので修正.編集モジュールだけ特別扱いしてますが,ちょっと綺麗じゃないなぁ.CGIのパラメータの指定方法を変えてみる.あと,設定ファイル周りを変更.
というわけで,某所で実験的に使ってた日記CGIをこっちでも使ってみます.今までの日記を変換するスクリプトを近いうちに書くつもりですが,やる気が出るのがいつなのか分かりません...あと,iモードから読むためのCGIもあったような…….
CGIのパラメータで指定されたファイルを送るときは,素直にデータを送るべきか,リダイレクトするべきか….素直にデータを送ったほうがネットワークやクライアントにはやさしいけど,レスポンスヘッダの生成が面倒くさいし,サーバ負荷も微妙に大きいし,何より httpd 特有の機能が一切使えなくなる(使わないだろうけど).一番めんどいのはContent-type:かな.更新日付とサイズは普通のファイルだからOKだし,Range:とかは無視しましょうか….いや,そもそもURLを生成してるのもCGIなのだから,その時点で本物のファイルへのURLにしてしまったほうがいいか.
なんか,HTTPプロトコル(この言葉おかしい)の寿命も気になってくる.あくまでハイパーテキストを転送するためのプロトコルをどんどん拡張していったら,HTTP/1.1が出来上がってしまったという感じだし.さらに,WebDAVやらまで出てきて,それでもプロトコルの基幹部分は互換性を保ったままやってるあたりがちょと無理が出てきそう.ヘッダのやり取りからして,telnetで人間が打ち込むことを考えられてるし….
今の流れから言うと,いっそのことリクエストヘッダもXML化して,それぞれの値を多バイト文字対応にしてしまえばいいんじゃないか(XMLはプログラムが大袈裟になるのであまり好きじゃないけど).つい最近まで,URLの文字コードさえ決まってない状態だったし….
もっと言うと,PHPやらASPやらスタイルシートの変化を見ている限り,ファイルを転送するプロトコルではなくて,「意味付けされた画面」を転送するプロトコルに成っていく可能性もあるような無いような.サーバは,XMLやHTMLと言った言語を使って,ブラウザ上に「描画」するようになるかも(現在でもソレに近い感じになっているような…).そうなると,プロトコルも双方向にした方がいいし,そのためにはファイルアクセスの度にコネクションなんか張ってられなくなる.
だとしたら,次のブラウザは現在のXサーバみたいなものか.で,それが普及し始めると,Web上で色々なアプリケーションが使えるようになって,そもそもパソコンは最低限ブラウザとしての機能を持っていれば全ての作業が出来るようになる……と.…似たようなことを,何年か前に,誰か言ってませんでしたっけ?
きっと,Googleが「アプリケーション検索」を実装して,例えば,「表計算」とかで検索すると表計算ソフトがたくさん出てきて,気に入ったソフトのURLのショートカットをデスクトップに置いておけば,それをダブルクリックするだけで表計算ソフトが使えるようになるでしょう(いつのことだ?).
この次に人間が問題にするのはきっと「URL」(たぶんその時にはURIでしょうが).一意に,何かを指せるのは良いけど,打ち込むのは面倒くさい.今は短いドメイン名とかが流行りですけど,そんなものはやっぱり一時的なものでしょう.今時,覚えやすいIPアドレスを貰えて喜んでる人がいないのと同じです.それどころか,IPが足りなくなって128bitになります.これは,覚えるのを放棄しろという宣告ですね.
目の前にはグラフィカルな模様が書かれたサイトの入り口が並び,最下部におまけのように表示されているURLなんて,誰もその存在に気を止めない.数百億の部屋は誰が作ったとも知れないディレクトリ構造に組み込まれ,ボタン一つで,物理的地域・ネットワーク上の距離・サイトのタイプその他色々の分類モードを切り替えられる.なんで「物理的地域」なんて無意味なカテゴリが未だにメニューにあるのだろうか.工夫を凝らした様々な店舗のインターフェイスもスイッチを切り替えれば,殺風景な統一インターフェイスに早変わりです.町を歩くときにも,他人に干渉されたく無いときは,自分の表示・非表示を切り替えればいいし,他人を表示しないモードにしておけば,誰もいない池袋の駅前や原宿で散歩できます.ただ,風に揺れる草木を眺めることは出来ても,頬に当たる風の感覚が無いのが寂しい.仮想大気を知覚できるユニットは確か20,000円もしたなぁ.でもこの際だから買ってしまおうか.水と栄養剤以外に質量をもった物品を買うのは何週間ぶりだろうか(だから,いつの話だ).
ポケットの中にはお気に入りのサイトにジャンプするためのカードが何枚も入っているし,左を向けば自分がどこを通ってきたか,これから自分がどこへ行くのかも表示されている(ぇ?).
ついでに,後ろを向けば「自分が何者なのか」も書かれているのですが,一生見ることは無いことになっている(そういうことか).