2004-08-06 (金)
- 天気:晴れ
今まで某ソフトで使ってた256ビットのRSAはちょっと弱いかな,と思って,1024ビットにしてみる.起動の度に鍵を作るので,1024ビットだと5秒以上かかってしまいます.これは,鍵は固定にして,一度作ったら保存しておくべきですね.
一般的にどれくらいの長さの鍵を使っているのか調べてみると,1024〜2048ビットなら安全と言われてるみたいですね.ただ,いつまで安全かという問題がありますが,流石にこれは予測不能かな.色々なWebページを見てると,未だに128ビットで安全と書いてあるところがあります.鍵が一ビット長くなると,解読に2倍の時間がかかるなんてのは,いつの時代のアルゴリズムなんでしょう….今は,10ビット長くして,やっと2倍になるようです.CPUの計算速度の進歩より,素因数分解のアルゴリズムの進歩の方が速いなぁ.
512ビットの数値を現実的な時間内で素因数分解できる時代がくるなんて数年前のだれが予測したでしょう….もしかしたら,離散対数問題は解決されてしまうのかも知れない.そんなことになったら,現在の公開鍵暗号は全滅ですね.楕円曲線も結局は離散対数の一部のような問題だし….それまでに,量子暗号が誰でも使えるレベルになってて欲しいものです.(無線通信はどうするんだろうか……).国と資金のある大企業だけが,安全な暗号を使える世の中はちょっと嫌だなぁ.
Meshiのサーバが落ちてますね….