スマートメディア用ソケットを作る
スマートメディア・リーダ/ライタは持ってるんですが,普通に読み込んでも物理的なメモリにはアクセスできないので,自前の回路でスマートメディアにアクセスすることにしました.何でそんなことをしているのかと言うと…なんででしょう?.使い道としては,確かPS2の8MのメモリーカードのICとスマートメディアのICは実は同じ物なので,スマートメディアが使えればPS2のメモリーカードにもアクセスできる…かもしれないです.
資料集め
東芝セミコンダクターのサイトから,データシートをPDF形式でダウンロードできます.系名はTC58V64です.ADCで終わっているものが,スマートメディアで,AFTが普通のICです.どちらも使い方は同じのようです.(JavaScriptがOFFになってると検索できなくて悩みます.)
データシートを読んでいると,それほど難しくない気もしてくる.無理すればPCのパラレルポートを使って読めるかもしれない(?).というわけで,製作開始.
工作
まず,スマートメディアのスロットが無いといけません.その辺で売ってるものなのかどうか分からないので,自分で造ってみることにしました.ジャンクのマザーボードからISAバスを取り外して利用します.ISAのコネクタをあっという間に外す方法は,私のページを色々読んでれば分かるはずです(^^;.上手くやらないとちょっと焦げるのが難点ですが….
まず,ISAのコネクタをたてに真っ二つに切ります.で,必要な長さ(スマートメディアの端子11列+両脇に何となく2列)分だけ切った物を2つ用意します.
次に,切った端子の足を全部90度曲げて,ユニバーサル基盤に半田付けします.両側の端子を内側に向けています.間隔はスマートメディアを見ながら調節してください.
そのままスマートメディアを載せても,上手く端子に接触しないので,アルミ缶を切ってカバーをかぶせます.適当に切って曲げて挿して固定してください(^^;.カバーの足は,基盤の穴を2つ繋げて大きくして通してます.裏側は絶縁しておいた方が良いかもしれません.ここまでは,なかなか綺麗に出来ました.
ちょっとだけ試してみる
とりあえず,ピンを半田付けしてそれらしく見えるようにしてみる.モード(Read/Write/Command/Address)の切り替えを回路上でやるつもりで作ってましたが,途中で面倒くさくなって,パラレルポートに直結してます.出力ポートをフルに使えば,ギリギリ足りるので….
あと,写真をとったときは,まだ忘れてましたが,一部のポートはプルアップ用の抵抗が必要です(^^;.あと,電源は某回路から流用した3.5Vの安定化電源を使いました.
とりあえず,70hを送ってステータスが帰ってくるが調べる.ちゃんとBYSYがLOWになることもあるけど,いまいちちゃんと動いていない.ちょっと作ってる間に飽きてきたので,暫く休憩です.
履歴
- 2002-09-29 公開
- 2008-08 binzume.netに移動