電子工作入門::フォトインタラプタの使い方
フォトインタラプタ
LEDとフォトダイオードがセットになった光センサーです.主に赤外線が使われます.反射型と透過型の2種類があります.
反射型
反射型はLEDから光を出し,反射光等をフォトダイオードで検出することで,対象物の光の反射率を調べることが出来ます.
透過型
透過型はLEDとフォトダイオードを向かい合わせて配置し,間に物があるかを調べるものです.
使い方
まず基本的な使い方です.
Voutに電圧が出てきます.これだけでは,電圧が低いかもしれないので,トランジスタ等で増幅する必要があるかもしれません.
R1
LEDに流れる電流を制限する抵抗です.センサーのデータシートを見てください.普通は,10mA程度必要なので,330Ω程度にすればいいでしょう.
R2
フォトダイオードに流れる電流を電圧として得るための抵抗です.10KΩ程度がいいでしょう.
工夫
調節
センサーには,多少の個体差があります.複数のセンサーを使う場合は,同じ状態なら同じ値が読み取れるように調整したほうがプログラミングが楽になります.
R2と直列に5K程度の半固定抵抗を入れて,出力電圧を調整出来るようにすると良いでしょう.
外乱
反射型のフォトインタラプタはLEDから出た光以外に,外から入ってくる光も検出してしまいます.
そこで,LEDだけをON/OFFできるようにして,外乱光をキャンセルするうにします.このためには,A/D変換してアナログ値を読み取る必要があります.
LEDがONの時の信号からOFFの時の信号を引けば,LEDの反射光のみを取り出すことが出来ます.
この文書の履歴
- 2007-02-10 公開
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