POV-Ray::アニメーション
POV-Rayは基本的に静止画を作成しますが,アニメーションを作ることも可能です.フレームごとにclockが変化するので,clockの値を使ったシーンファイルを書けばアニメーションとなります.連番の画像ファイルが出力されるので,映像編集ソフトなどを使ってaviやmpegに変換する必要があります.
他のソフトを使ってアニメーションを作成するやり方は見つけたんですが,「これ以上英語の説明読みたくない&ソフトのDL&インストールが,めんどい.」というわけで,POV-Rayだけでやることにしました.
clock
アニメーション作成のための機能は,フレーム毎にclockを変化させることが出来るだけです.
POV-Rayの言語を駆使して各フレームを作ってください.
コマンドライン
- "+KFIn" 開始フレーム番号をnに(Initial Frame)
- "+KFFn" 最終フレーム番号をnに(Final Frame)
- "+KIn.n" clock初期値をn.nにする (Initial Clock)
- "+KFn.n" clockの終わりをn.nに (Final Clock)
メニューの「Render」->「Edit Settings/Render」の「Command line options」にオプションを書けばOKです.
POV-Ray3.6ならば,ツールバーの下にコマンドラインを設定する入力ボックスがあります.
もしくは,メニューの「Tools」->「Edit mastre POVRAY.INI」をで,iniファイルを開き,そこに書き足してもできます.
- Initial_Frame=n 表示を始めるフレームをnにする.<BR>
- Final_Frame=n 終わりのフレームをnにする.<BR>
- Initial_Clock=n.n clockの始まり(小数可)<BR>
- Final_Clock=n.n clockの終わり(小数可)<BR>
Initial_Frameから,Final_Frameまでのフレームを作画し,その間に,clockが<STRONG>Initial_Clock</STRONG>から,<STRONG>Final_Clock</STRONG>まで変化するって事みたいです.
位置の指定のところにclockを入れれば,位置も変わるということ.<BR><STRONG>#declare Test_Clock = 2+clock*2+100</STRONG><BR>こんなふうに,変数みたいなこともできるようだ.<BR>ここからは,特に何も読まなくてもにサンプルと,にらめっこでもしてれば,何とかなるでしょう.<BR><BR>
作画すると連番のBMPができるので,Video maidなどでaviにするなり,編集するなりして下さい.
この文書の履歴
- 2006-02-0 手直し