BBR-4MGで遊ぶ
Although it is very troublesome, Linux can boot on BBR-4MG.
BBR-4MGとは
BUFFALOが販売しているブロードバンドルータです.約4000円というお手ごろな価格ですが,魅力はそこだけではありません.
- シリアルコンソール 2005-09-27
- ファームウェア改造 2005-09-27
- Linuxを動かす 2005-09-27
- Linuxをインストール 2005-09-27
- フラッシュメモリに設定保存(予定?)
- Linux化ファームウェア 2005-10-10
スペック
- CPU: ADM5120P (175MHz)
- RAM: 8MB
- Flash Memory: AM29LV160DB (2MB)
- OS: Realtime OS ( Broad Net Technology, Inc. based?)
OSはよく分からないリアルタイムOSでした.Linuxとかが動いていれば嬉しかったのですが….
機能
- PPPoE
- NAT
- DHCP client/server
- パケットフィルタ
- syslog
- etc.
とりあえず分解
ネジを2本外すだけで,簡単に分解できます.細かいパーツなどは皆無です.かなりコスト削減に力を入れている感じですね.
CPUはADMtekのADM5120Pを使用しているようです.このCPUの仕様書を読んだところ,175MHzで動作しているようです.CPUの横にあるメモリは8MBです.その横にあるのシールが貼ってるチップはフラッシュメモリで容量は2MBです.
上の方はイーサネットのための最低限の回路とチップ抵抗&コンデンサしか乗ってません.
右側の回路は,AMC34063AMを使ったスイッチング回路で,CPUに必用な電圧(3.3V?)を作ってます.
妙なジャンパやらピンヘッダがありますが,何かに使えそうです.
追記)数が少ないピンヘッダはURAT(シリアルポート)でした.多い方は,ピンの数から見てMIPSのEJTAGポートでしょうか.
ADM5120
MIPSアーキテクチャのCPUです.6ポートのイーサネットポートを持ち,イーサネットスイッチを内蔵していて,それぞれのポートをどう使うか決めることが出来ます.
BBR-4MGでは,
- 0~3:LANポートx4
- 4:WANポートx1
となっているようです.
あと,USB1.1を内蔵していますが,BBR-4MGでは使っていません.ピンは出ているので,ファームウェアを入れ替えて,48MHzのクロックと5Vの電源等を用意すれば動作するかもしれません.
ADM5120とADM5120Pがありますが,Pが付いたほうはPCIインターフェイスなど,幾つかの機能が削られています.